日本有数の観光都市金沢には、北陸新幹線の開通によって首都圏や関西圏から多くの観光客が訪れるようになりました。江戸時代から続く古い町並みが今も残る金沢は、魅力的な観光スポットが点在し、多くの方々を惹きつけています。近年では、アンティークな着物をレンタルして金沢観光をする方が増えています。

金沢観光といえば、兼六園や金沢城などの由緒ある施設や、近代的な美術館として日本でも有数の来場者を誇る「金沢21世紀美術館」、風情があるお茶屋が軒を連ねる「ひがし茶屋街」などが有名です。しかし、その他にも金沢には魅力的な観光スポットが数多くあります。こちらでは、着物が似合うおすすめの観光スポットを3つご紹介します。

金沢の街には数多くの観光スポットがありますが、こちらでは、レトロ感が溢れていて、アンティークな着物が似合う、金沢観光でもおすすめの観光スポットを3つご紹介します。

妙立寺（忍者寺）

妙立寺は建物全体が迷路のようになっていて、その中には「落とし穴」や「隠し階段」などのまるで忍者屋敷を思わせるような仕掛けがあります。これは、三代目藩主の前田利常が緊張状態にあった徳川幕府からの襲撃に備えて、妙立寺を砦としての役割を持たせたためです。

拝観には予約が必要で、30分間のガイドツアー形式になっています。1ヶ月前からの電話予約が可能で、拝観では時代背景やからくりの構造など、歴史好きにはたまらない裏話なども聞けます。

長町武家屋敷跡

長町武家屋敷跡は、江戸時代にかつての加賀藩士が住んでいた屋敷跡です。土堀が続く街並みはま着物を着て散策していると、まるでタイムスリップしたような気分を味わえます。定番の「ひがし茶屋街」と比べると静かな佇まいなので、ゆっくりと散策したい、カップルでの着物デートしたいといった金沢観光におすすめです。

また、周辺には石川県名産の九谷焼や郷土料理のお店もあります。なかには武家屋敷を公開している屋敷もあり、「旧加賀藩士高田家跡」では修復された長屋門を見ることができます。近隣にある「長町武家屋敷休憩館」にはボランティアガイドの「まいどさん」が常駐していますので、時間がある方は一緒に回ってみるのもおすすめです。

石浦神社

石浦神社は大きな神社ではありませんが、創建は古墳時代という金沢最古の神社として有名です。金沢の土地神として信仰が厚く、加賀藩でも代々の藩主が崇敬したと伝えられています。恋愛成就にご利益があるといわれているため、女性の参拝者が多く、可愛らしい絵馬や「丸く収まる」という意味を込めて作られたカラフルな水玉のお守りが好評です。

また、境内には珍しい強脚祈願の広坂稲荷神社があり、サッカーや陸上競技などの足を使う競技をしている方が祈願に訪れています。兼六園や金沢21世紀美術館からも徒歩圏内ですので、金沢観光でぜひ訪れていただきたい観光スポットです。

江戸時代からの歴史ある街並みが美しい金沢は、アンティークな着物が似合う街です。ご紹介した観光スポットでは、ゆっくりと着物での散策を楽しめるでしょう。

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